【レビュー】DOD カマボコテント3M|4人家族で感じた広さ・快適性・注意点

DODカマボコテント3Mの記事アイキャッチ画像

はじめてのファミリーキャンプ、DODのかまぼこテント3Mを選びました!

「かまぼこテントって人気だけど、実際どうなの?」 「初心者でもちゃんと使える?」
初めてのテント選びって、正直わからないことだらけですよね。
我が家は、5歳と3歳の子どもがいる4人家族
初心者ながら、DODのかまぼこテント3Mを購入して、ファミリーキャンプデビューを果たしました。
結論は、広さ・快適性・安心感のバランスがとても良い一方で、大きさと重量ゆえに設営は2人前提&サイト選びは要注意
この記事では、初心者ママ目線で設営のコツ/サイトの選び方/雨・冬の運用ポイントをわかりやすくまとめます。

かまぼこテント3Mが気になっている方の参考になればうれしいです◎

こんな方におすすめ!
  • ファミリーキャンプにぴったりなテントを探している方
  • 快適に使える2ルームテントが気になっている方
  • DODの「かまぼこテント3M」が実際どうなのか、リアルな口コミやサイズ感を知りたい方
  • 子ども連れでも安心して過ごせるテントを探している方
  • 大型テントの使用感を知りたい方
目次

DODかまぼこテント3Mってどんなテント?

カマボコテント3Mの全体の写真

テントの基本スペック

スペック
※2025年時点(DOD公式より)
実際に使って感じたこと
(我が家の場合)
カラータン・カーキ・ブラックタン
自然に溶け込むカラーで、サイトが柔らかくナチュラルな印象になります。写真映えも◎
DOD STORE価格
(消費税/送料込)
79,640円実店舗では取り扱いが少なく、公式ストアで購入しました。人気なので在庫チェックはこまめに!
組立サイズ(外寸)(約)W300×D640×H195cm設営するとかなり大きく、サイトの広さに余裕がないと張れません。中は広々で文句なし!
インナーサイズ(約)W280×D220×H170cm
※インナーテントのドア面がW
シングルサイズのインフレーターマットを4枚敷いても余裕あり。寝室としてはかなり広めで快適です。
収納サイズ(約)W69×D35×H31cm大きいです。他の荷物の積載計画はしっかり立てる必要があります。
総重量(約)19.5kg女性1人で運ぶのはかなり厳しい重さ。
収容可能人数大人5名(※寝室スペース)大人2人+子ども2人でゆったり過ごせます。リビングスペースも広いので、天候が悪い日でも安心して過ごせました。
材質アウターテント:150Dポリエステル(PUコーティング、UVカット加工)
フレーム:アルミ合金
インナーテント壁面:68Dポリエステル
インナーテントフロア:210Dポリエステル(PUコーティング)
生地がしっかりしていて、ペラペラ感は全くなし。テント内は思ったより明るいです。
最低耐水圧アウターテント:3000mm
インナーテントフロア:5000mm
雨キャンプの日もありましたが、浸水や染み込みは一切なく安心感があります。
付属品アウターテント、インナーテント、ロープ×16本(うち8本はテントに取り付け済)、
ポール×4本、リペアポール、キャリーバッグ、リペアシート、タイベルト×2本、
ペグ×28本、ポール用キャリーバッグ、ペグ・ロープ用キャリーバッグ
必要なパーツは一式揃っている印象。ロープの本数やペグの仕様も安心感があります。説明書もわかりやすく初心者向き。
詳しくは公式サイト(https://www.dod.camp/)をご確認ください。

わが家が3Mを選んだ理由

はじめてのテント選び、最初はとにかく種類が多くて迷いました…。
そんな中で我が家が「かまぼこテント3M」を選んだ理由は、大きく分けて3つあります。

リビングのある2ルームテントが欲しかった

キャンプ用品店で、はじめて2ルームタイプのテントを見たときのこと。
寝室とは別に、リビングのように使える空間があって、「ここでごはん食べられるんだ!」「荷物も置けて便利そう」と一気にイメージが膨らみました。

寝室とは別に“リビングのように使える空間”があることで、
雨でも屋根の下で過ごせる安心感があり、初心者のわが家にぴったりだと感じました。

名前がかわいくて、家族で愛着が持てそうだった

「カマボコテント」って、名前の響きがちょっとユニークでかわいくないですか?
子どもたちにも「今日のテントはかまぼこだよ〜」と言いやすく、
家族で愛着を持って呼べる感じがいいなと思いました◎
今ではすっかり「かまぼこ出すよ〜」が定番の掛け声です(笑)

丸みのあるデザインがやさしくてかわいい

一般的な三角屋根のテントとは違って、丸みのある形がやさしくて可愛いのもポイントでした。
「いかにも“キャンプ!”って感じじゃない雰囲気」が、普段アウトドア慣れしていない私たちにはちょうどよかったです。

実際に使用してみて|4人家族で感じたこと

設営は2人いれば大丈夫。初心者でもなんとかなった!

カマボコテント3Mはサイズが大きく、重さも約19.5kgあるため、
正直「簡単!」とは言い切れません。

わが家はこのテントが初めてのテントだったので、最初は不安だらけ。
設営当日は、YouTubeで予習しておいた動画を見ながら、説明書片手に夫婦で協力して立てました。

ポールの数自体は多くないものの、一本一本が長いため、
持ち上げたり固定したりする作業はけっこう力仕事。

初回はテント本体の設営だけで約1時間ほどかかりました。
それでも、2人で声をかけ合いながら進めれば問題なし。

女性ひとりで設営するのは少し厳しそうですが、
「大人2人で協力すれば、初心者でもちゃんと建てられるテント」だと感じました◎

広さは4人家族でもゆったり。まるで“おうちリビング”

カマボコテント、お座敷スタイルの写真
お座敷スタイルです。テント内でのストーブ使用は十分注意してください

実際に使ってみてまず感じたのは、とにかく広い!ということ。
インナーテントにはシングルサイズのインフレーターマットを4枚敷いても余裕があり、
荷物も室内にしっかり収まります。

寝室とリビングがしっかり分かれているので、
子どもが遊んでいても寝るスペースが散らからず、家の中のように過ごせる安心感があります。

リビングスペースはテーブルやチェアを並べたり、
「KAMA ZASHIKI(M)」を敷いてお座敷スタイルにしたりと、アレンジも自由。
ストーブを置いても圧迫感がなく、天候が悪い日でも快適に過ごせました◎

カマボコテント3Mのお座敷スタイルの作り方はこちらの記事から

サイト選びには要注意!

カマボコテント3Mの設営サイズは約4×7.5m
この数字だけ見ると余裕がありそうですが、
実際にはペグ打ち・ロープの張り出し・車の駐車スペースなどを考えると、
意外とギリギリになることもあります。

わが家では、80㎡(約8m×10m)以上のサイトを予約するようにしています。
このくらいあると、車を停めても余裕があり、ロープをゆったり張れるので安心です。

出入口の向きを選べるのが便利!

かまぼこテントの嬉しいポイントのひとつが、出入口の位置を自由に決められるところ。
トンネル型の構造なので、

  • 横側を出入口にする(トンネルの途中に出入り)
  • 端の開口部を出入口にする(トンネルの“出口”から出入り)

と、サイトの形や風向きに合わせてフレキシブルに設営ができるんです。
これが思った以上に便利で、設営場所の自由度がグッと上がります◎

快適性|通気性・暗さ・過ごしやすさはどう?

カマボコテント3Mの中の様子の写真
建てた直後の何もないカマボコテント3M。

かまぼこテント3Mを実際に使ってみて、
ファミリーキャンプでもとても快適に過ごせるテントだと感じました。
明るさ、風通し、高さなど、どれも日中〜夜まで心地よく使えるバランスのいい作りです◎

明るさ|150D生地でもけっこう明るい!

150Dのしっかりした生地ですが、暗くなりすぎず、日中は自然光が心地よく入ります。
朝も自然に光で目が覚める明るさで、“明るすぎず暗すぎない”快適さがあります。

通気性|全面フルメッシュで風が通る!

全面メッシュにできる構造で、初夏でも風通しがよく、熱がこもりにくいです。
ベンチレーター(空気の通り道)もあるので、結露もかなり軽減。

高さ|195cmあるから動きやすい

天井が約195cmあるので、大人でも立って歩ける高さです。
着替えや荷物の出し入れがスムーズで、腰をかがめるストレスがありません。
長時間過ごしても疲れにくく、子連れキャンプでは大きなメリットです。

冬の快適性|冬キャンプでも暖かく過ごせたカマボコテント3M

お座敷スタイルでこたつを設置している写真

カマボコテント3Mは、冬キャンプにも強いテントです。
スカート付きで地面とのすき間をしっかりカバーできるので、
外気温が一桁まで下がってもテント内に冷気が入りにくく、安心して過ごせます。

トーブと相性の良いリビングスペース。
わが家では、トヨトミの石油ストーブ「ギアミッション」を使用しています。
リビング部分にストーブを置くと、テント内の温度は外気5℃の日でも20℃前後
まで上がりました。
ストーブの熱がテント全体にほどよく広がり、“おこもりキャンプ”でも快適に過ごせます◎


ただし、石油ストーブをテント内で使う際には、十分な換気と一酸化炭素チェッカーの使用が必須です!
念のため、ストーブの近くには燃えやすいものを置かない、寝る前は必ず火を消すなどの安全対策も徹底しています。

「あたたかさ」「安全」のバランスを大切にしながら、無理なく使うのが冬キャンプ成功のポイントです◎

ここは注意!実際に使って気づいたこと

かまぼこテント3Mは快適でお気に入りのテントですが、
実際に使ってみて「ここはちょっと注意したいな」と感じた点もありました。
これから購入・使用を考えている方は、ぜひチェックしてみてください◎

雨の日にトンネル横を出入り口にすると…室内が濡れる!

いつかのタープスタイルの写真

わが家では、サイトの形に合わせてサイド(横)を出入口にすることが多いのですが、
雨の日はここを開け閉めするたびにテント内へ雨が入りやすくなります。

そんな時は、タープを連結するスタイルに。
わが家はDODの【いつかのタープ】と連結して「いつかのカマボコスタイル」でやってます(笑)
テントの上からタープをかけるように張ると、
雨の中でもスムーズに出入りできて、快適さが格段にアップします◎

お座敷スタイル時は“くつの置き場”に注意!

リビング部分に「KAMA ZASHIKI(M)」を敷いてお座敷スタイルにしたとき、
サイド出入口を使うと靴を置くスペースがなくなる問題が発生しました。

この場合は、トンネルの端を出入口にするスタイルにすると解決。
靴を出し入れしやすく、土間スペースも確保できて便利です。

出入口の向きを変えるだけでも、使いやすさが大きく変わると実感しました。

テント本体が重い!保管場所にはひと工夫を

かまぼこテント3Mは、大きくてしっかりしている分、重量もなかなかヘビー。
本体だけで約19.5kgあるので、持ち運びにはそれなりの体力が必要です。
我が家では2階にテントを保管しているのですが、出し入れのたびにかなり大変…!

保管場所は「階段を使わなくて済む場所」や、「車への積み込みがスムーズな位置」にしておくのが断然おすすめです。

こんな人におすすめ/おすすめしない人

かまぼこテント3Mが向いている人

実際に使ってみて感じたのは、
かまぼこテント3Mは「家族でゆったり過ごしたい人」にぴったりなテントだということ。
とくに以下のような方には、ぜひおすすめしたいです◎

ファミリーキャンプを楽しみたい人
寝室とリビングがしっかり分かれていて、荷物の置き場や動線にもゆとりがあります。
子どもが騒いでも気にならない広さと安心感があるので、ファミリーにはとっても快適!

テント内で過ごす時間を大切にしたい人
天候や子どもの年齢によって、テント内で過ごす時間が多くなりがち。
かまぼこテントはリビングスペースが広いので、座ったり、寝転んだり、食事をしたりが全部快適にできます。

赤ちゃんや小さな子がいる家庭
テント内で立てる高さ(195cm)があるので、着替えや抱っこもラクにできるのが助かります。
床をお座敷スタイルにすれば、赤ちゃんのはいはいスペースやお昼寝場所としても使えます。

家族でゆったりと過ごしたい、そんな人に寄り添ってくれるテントです。

不向きかもしれない人

かまぼこテント3Mはとても快適なテントですが、すべてのキャンパーにぴったりというわけではありません。
実際に使ってみて、「こんなスタイルの人にはちょっと合わないかも?」と感じたポイントもいくつかありました。

荷物をコンパクトにまとめたい人
テント自体が大きくてしっかりしているぶん、収納サイズも重さもかなりあります(約19.5kg)。
荷物を極力減らしたい方や、コンパクトキャンプ・ミニマルスタイルを目指す方には不向きかもしれません。

設営に時間をかけたくない人
初回の設営にはテントだけで約1時間ほどかかりました。
設営の工程もサイズも大きめなので、「キャンプではとにかくラクしたい!」「サクッと立ててすぐ遊びたい」という方には、少しハードルが高いかもしれません。

テントの外で過ごす時間がメインな人
カマボコテント3Mは、“テント内で過ごす快適さ”が魅力のテントです。
そのため、外での焚き火や活動がメインで「テントは寝るだけ派」の方には、少しオーバースペックと感じる可能性も。

よくある質問と使ってわかったQ&A

雨の日でも大丈夫?防水性はどう?

雨に強いテントだと思います。
かまぼこテント3Mは、アウターテント耐水圧3000mm/インナーフロア5000mmと、雨対策もしっかりしています。
我が家も丸1日強い雨が降った日に使用しましたが、雨漏りは一切なし!
サイトが砂利だったこともあり、テント下からの水の侵入もありませんでした。
ただし、天井を触るとほんのり湿っているような感じはありました。
日が当たれば乾きも早いので、我が家では「撤収時に雨が降っていなければOK」というスタンスで使っています◎

冬キャンプでも使える?寒さ対策は必要?

冬も快適に使えますが、防寒対策はしっかりと!
我が家はむしろ冬キャンプにこそかまぼこテントが向いていると思っています。
真冬のキャンプは外に長時間いるのがつらくなりがちですが、テント内でぬくぬく過ごせる空間があるのは本当にありがたいです。
我が家の冬スタイルは:

  • カマザシキ+銀マット+ラグを重ねて床冷え防止
  • キャンプテーブルに毛布をかけて“こたつ風”に
  • トヨトミの石油ストーブ(ギアミッション)で暖をとる

外気温が1桁でも、テント内は20℃前後まで暖かくなりました◎

夏は暑くない?風通しはどう?

真夏は未使用ですが、初夏くらいまでは快適に使えました。
かまぼこテントはフルメッシュ対応&ベンチレーター構造で、風通しはとても良いです。
初夏の陽気なら、テント内でも問題なく快適に過ごせました。
ただし、設営に時間がかかるため、真夏に炎天下で設営するのはちょっと大変かも…。
真夏に使うなら:

  • 寝るだけの小型テントに切り替える
  • かまぼこテントをオープンにしてタープ風に使う

など、使い方を工夫するのもおすすめです!

夏におすすめのテントレビュー記事はこちら

まとめ

DODのかまぼこテント3Mは、広さ・快適さ・安心感のバランスがとれた、
ファミリー向けの頼れるテントだと実感しています。
設営はちょっと大変でしたが、一度立ててしまえば、まるでおうちのように落ち着ける空間がそこにありました。

  • 家族4人でも余裕の広さ
  • 雨や寒さにも強く、オールシーズン対応
  • 子どもが寝たあとに、夫婦でのんびり晩酌もできる快適さ

初心者でも事前にしっかり準備すれば、初めてのキャンプでも不安なく楽しめるテントです。

実際に、ふもとっぱらで風速7メートルほどの強風に見舞われた日もありましたが、
テント内は問題なく快適に過ごせました。
テント自体はかなり揺れたものの、破損やトラブルはなく、“風にも強い”という安心感がありました。

もちろん、荷物の重さや設営の手間など気になる点もありますが、
それを含めても、「このテントを選んでよかった」と思える使い心地でした。
これからかまぼこテントを検討している方の参考になればうれしいです

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この記事を書いた人

神奈川県在住、5歳と3歳の子を育てるワーママです。
家族4人で週末キャンプや外遊びを楽しみながら、関東近郊のキャンプ場・おでかけスポット・キャンプグッズレビューなどを紹介しています。
初心者ママの目線で、「子どもと一緒に快適に外時間を楽しむ工夫」をリアルな体験をもとに発信しています。

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