「子どもを連れてキャンプに行ってみたいけど、何を持っていけばいいのか不安…」
そんなふうに感じているママやパパに、まず読んでいただきたいのがこの記事です。
キャンプは準備が8割!特に子どもと一緒だと、普段の荷物+αの“気配りアイテム”が必要になります。
とはいえ、最初から全部そろえるのは大変。
実際に行って「これは使わなかったな…」という物もあれば、「持ってきてよかった!」と心から思ったものもありました。
この記事では、わが家(3歳&5歳)でのファミリーキャンプをもとに、「本当に役立った持ち物」だけを厳選してご紹介します。
基本の持ち物から、あると便利なグッズ、防寒・衛生・遊び道具まで、初心者でも無理なく準備できるリストになっています。
ぜひ、この記事を参考にしながら、わが家らしい“ちょうどいい準備”を見つけてみてくださいね!
子連れキャンプの持ち物は「3つの視点」で考えるとわかりやすい!
子どもと一緒にキャンプをするとなるとただ「キャンプの持ち物」だけでは不十分。
ファミリーキャンプならではの視点を持つことで、「あってよかった」「これはいらなかった」という差がグッと減らせます。
わが家では、持ち物を準備するときに「この3つの視点」を意識しています!
① 子どもが安心して過ごせること
キャンプ場は非日常の環境。小さな子どもにとっては、家と違うことだらけでドキドキの連続です。その中でも安心して過ごせるように、「寝る・食べる・遊ぶ」の基本がきちんとできる環境づくりを意識しています。
寝具の快適さ、好きなおもちゃ、虫よけや防寒など…ちょっとした工夫があると子どももリラックスできます。
② 家族みんなが無理なく楽しめること
「せっかく来たのにバタバタして終わった…」なんてことにならないように、家族全員がラクに過ごせる道具や仕組みも大切にしています。
設営や調理をシンプルにする道具、ママやパパの負担を減らすアイテムなどは、「あると便利」を超えて「あると助かる!」と感じることが多いです。
③ 急なトラブルにも対応できること
天気の変化、服の汚れ、子どもの体調変化など…思わぬトラブルに備えるのも子連れキャンプでは必須。「これがあって助かった〜!」となったアイテムの多くは、実は“念のため”で持っていった物たち。持ちすぎても大変ですが、最低限の備えをしておくことで、キャンプ中の安心感が全然違います。
キャンプ持ち物チェックリスト【子ども連れファミリー向け】
「何を持っていけばいいの?」という疑問にこたえるために、わが家が3歳&5歳とキャンプに行くときに準備している持ち物を、カテゴリごとにまとめました。チェックリストとしても使えるようにしていますので、準備の際にぜひご活用ください!
テントまわり・寝具
わが家はDODのかまぼこテント3Mを使用。グランドシートやマット類はなるべくテントの大きさに合うものを使用しています。
準備をシンプルにできるものを選びました。
インフレーターマットは自動で膨らんでくれるので初心者にも扱いやすく、10センチのものを選ぶとフカフカでとっても快適です!(10センチとなると、片付けるときは大変&収納の際にも場所をとりますが…)
□テント
□グランドシート
□インフレーターマット
□インナーシート(冬場は銀マット)
□寝袋(我が家は家族4人で使えるものを使用)
□枕や毛布(気温に合わせて)
□ハンマー
□ペグ
□ランタン(用途に合わせて複数準備)
なくてもいいけど、あると便利なもの
□ブルーシートやレジャーシート(荷物の一時置きに!)
□ランタンスタンド(サイト内を明るくできます!)
□ロープライト(子供がガイロープに引っかかるのを防げます!)
□キャリーワゴン(大きい荷物を運ぶ時や荷物の一時置きに!
□カラビナ・S字フック(なにか引っかけたいときに)
寝具は子どもの快眠に直結!地面の硬さ・冷え対策も忘れずに。
調理・食事まわり
焚き火は憧れますが、火加減が難しく時間もかかるので、ガスコンロ(わが家はイワタニのタフまる)+マルチグリドルでごはんを作ることが多いです。
子どもでも混ぜるだけで作れるチャーハンやホットサンドメーカーがあれば朝ごはんにはホットサンドがおすすめ。キャンプ場では洗い物が大変なので、使い捨ての紙皿やお箸も多めに持って行っています。
□アウトドアテーブル
□アウトドアチェア
□カセットコンロ(例:イワタニ タフまる)
□フライパン・鍋などクッカー類
□カトラリー(スプーン・フォーク・お箸)
□紙皿/シェラカップなど
□食材の保冷バッグ or クーラーボックス
□焚き火台(必要に応じて)
□ゴミ袋
□調味料
□保冷剤
なくてもいいけど、あると便利なもの
□アルミホイル(ホイル焼きなどに!)
□新聞紙(お芋を焼きいもにしたいときなど大活躍!)
□サランラップ(残った食材に蓋をしたり、おにぎりを作ったり!)
□ジップロック(余った食材の保存に!)
□カセットガス炉端焼き(手っ取り早くBBQができる!)
□土鍋(土鍋で炊くごはんは格別です )
□クーラーボックススタンド(直接地面に置くのが嫌な方はぜひ)
□フィールドラック(地面に直接置きたくないものを置くときに便利!)
□ごみ箱(サイトが片付く&片付けも楽ちんに!)
子どもが食べやすい・手伝えるメニューが作れるように準備すると◎
事前に考えたメニューに使う調味料を忘れないように
調味料は忘れがちですが、キャンプ場の売店においてある場合も
衣類・防寒対策
春や秋でも朝晩は冷えるキャンプ場が多く、昼と夜で服装をガラッと変えるくらいの準備が必要です。
アウターは薄手のウィンドブレーカー+ダウンジャケットの両方を持参。
小さい子どもは汗をかいたり水遊びしたりするので、替えの靴下やズボンも多めに持っています。
□子供の着替え(1泊2日なら上下3セット以上)
□大人の着替え
□アウター(薄手+厚手どちらもあると安心)
□帽子(日よけ用・ニット帽など季節によって)
□レインウェア(上下タイプだと安心)
□替えの靴下/靴/サンダル
寒暖差に対応できるよう、「重ね着しやすい服」を意識すると快適。
冬場はこれに加えて手袋やマフラーも必須です!
ちょっと多いかな?くらいが我が家の場合はちょうどいいです。
子どもグッズ・遊びアイテム
設営中は、虫取り網と虫かごを持ってサイト内を散策したり、木の実や葉っぱを集めて遊んだりと、自然の中でのびのび過ごしてもらうのが定番です。
□おやつ/飲み物
□子ども用レジャーシートやチェア
□虫よけ類
□虫刺されの薬
なくてもいいけど、あると便利なもの
□花火(花火をできるキャンプ場は結構あります◎事前に確認を!)
□虫取り網&虫かご
□絵本/おもちゃ
子どもたちにも「おしごと」をお願いするとぐずらずに過ごせるかもしれません。
我が家の場合は子ども用の椅子を出してもらったり、ガイロープにロープライトをつけてもらったりと、ちょっとしたお手伝いを任せています!
衛生・お風呂・トイレ対策
小さな子どもとのキャンプでは、衛生面やトイレ・お風呂の準備は少し多めにしておくと安心です。ウェットティッシュや除菌シートは多めに持参し、キャンプ場にハンドソープがあるかどうかも事前に確認しています。備え付けがない場合に備えて、携帯用のハンドソープを持っていくのも◎。
お風呂は無理せず、わが家では基本的にタオルで体を拭いて済ませることが多いです。ボディシートや、お湯でしぼったタオルを使えばさっぱりできます。
また、夜のトイレが不安な子には夜だけオムツをはかせて対策しています。
□ウェットティッシュ/除菌シート
□タオル/バスタオル
□歯ブラシセット
□オムツ(夜用+予備)
□オムツ処理袋(BOSなど防臭タイプがおすすめ)
□おしりふき
□洗面セット(シャンプー・ボディソープ)
□歯ブラシ
衛生対策は「多めに持って安心」が基本。
ウェットティッシュや除菌グッズは多めに、ハンドソープやボディシートなども“備え”としてあると便利です。
お風呂は無理せずタオルでOK!
夜のトイレが心配な子には、オムツや処理袋で子どもも親もストレスを減らせます。
初めてのキャンプで「これは持って行ってよかった!」と思ったもの
初めてのファミリーキャンプは、気温差が大きい5月。
「何を持っていけばいいんだろう…」と不安の中で準備したわが家でしたが、結果的に持って行ってよかった!と思えたものがいくつかあります。
子どもの衣類は「多すぎ?」と思うくらいでちょうどいい
朝晩は冷え込む一方で、昼間は暑くなる日も。
子どもは汗をかいたり、外遊びで服を汚したりすることも多く、重ね着しやすい服&替えの服を多めに持っていったのは正解でした。
「使わなかったらそれでOK」と思えるくらいの余裕を持つと、親の気持ちにも余裕ができます◎
飲み物はこぼれる前提で準備して正解!
キャンプではテーブルが傾いていたり、足元がデコボコだったりして、子どもが飲み物をこぼしやすい環境です。
わが家では、フタ付きのストローマグや水筒を持っていったことで、こぼれるストレスがかなり軽減されました。
替えのタオルも多めにあると安心です!
「絶対に食べる!」メニューが心の支えに
せっかくのキャンプ飯、でも…子どもって慣れない環境だと食べなかったりしますよね。
わが家では、おにぎり・パン・お気に入りのおやつなど、普段からよく食べているものを持っていったおかげで、子どもが空腹でぐずることもなく、安心して過ごせました。
まとめ
「とりあえず持っていこう!」と余裕を持たせたアイテムたちが、実際には家族みんなの安心材料になってくれたと感じています。
キャンプに“完璧”は必要ないけれど、不安を減らす工夫があると、はじめてでもグッと楽しめる時間になりますよ◎

逆に「これは使わなかった」ものは?
準備の段階では「念のため…」と詰め込んだアイテムたち。
でも実際のキャンプでは、意外と出番がなかったものもありました。
大きな遊び道具(バドミントンやボールなど)
広場があるキャンプ場なら活躍するかも…と思って持参。
でも、実際は自然の中での虫探しや散策、葉っぱ集めで十分楽しめてしまい、遊び道具の出番はなしでした。
「外遊び=遊具」じゃなくても満足してくれるのが、子どものすごいところです◎
準備しすぎた自分の服
「子どもが汚れる=親も汚れるかも」と思って、ママ用の着替えをたくさん持っていきましたが…実際はそんなに汚れず、着替えなかった服がそのまま袋に入ったまま。
→ 自分の分は最低限でもよかったかも!
季節ごとの準備で気をつけたいこと
ファミリーキャンプは、季節によって持ち物や過ごし方が大きく変わります。
特に子どもが一緒だと、寒暖差や虫対策、服装や寝具の選び方など、季節ごとの“ちょっとした違い”が快適さを左右します。
春・秋キャンプ(寒暖差に注意)
- 日中は暖かくても、朝晩は思った以上に冷え込むことが多いです。
- 寝具やアウターの防寒対策はしっかりと。
- 花粉や虫にも注意して、マスクや虫よけグッズもあると安心です。
夏キャンプ(暑さ&虫対策がカギ)
- 熱中症対策として、帽子・冷やせるアイテム・ポータブル扇風機などを準備。
- 蚊やアブなどの虫も増える季節。虫よけスプレーや蚊帳タイプのアイテムも活躍します。
- 食材の傷みやすさにも注意して、保冷バッグや冷却アイテムは必須!
川遊びをするなら…
- ラッシュガードやウォーターシューズ、替えの下着・タオルを忘れずに。
- 流れのある場所ではライフジャケットの着用もおすすめです。
- 濡れた服や水遊びグッズは防水バッグや大きめのビニール袋があると便利!
冬・晩秋キャンプ(防寒と安全対策が最優先)
- 子ども連れでの冬キャンプはハードルが高め。暖房器具や防寒ギアの充実がカギです。
- 厚着だけでなく、電源サイト・湯たんぽ・断熱マット(銀マット)など設備にも注目。
- 「寒さが心配…」という方は、まずは秋キャンプから慣れるのがおすすめです。
まとめ:子どもとのキャンプは“ちょうどいい準備”で楽しもう!
わが家も手探りでのスタートでしたが、「これ持ってきてよかった」「これは次はやめよう」と試行錯誤を重ねながら、少しずつ“うちのちょうどいい準備”が見えてきた気がします。
この記事が、これからキャンプに行くご家族のヒントや安心材料になれたらうれしいです。
ぜひ、わが家らしい“ちょうどいい準備”を見つけてみてくださいね◎
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