真冬の1月、長野県の「北軽井沢スウィートグラス」で、3歳と5歳の子どもと一緒にコテージ泊をしてきました。
一面の雪景色と、薪ストーブのぬくもり。外では思いっきり雪遊び、室内ではぬくぬく快適——そんな冬ならではの贅沢な時間を過ごせました。
- 実際に泊まったコテージの設備や広さ
- 冬泊ならではの魅力と注意点
- 小さな子連れでも安心して過ごすための工夫
を、実体験をもとにまとめています。
「冬キャンプに興味はあるけど、寒さや安全面が心配…」という方も、この記事を読めばきっと参考になるはず。
雪遊びデビューにもぴったりな、北軽井沢スウィートグラスの冬泊レポートをお届けします。
北軽井沢スウィートグラスってどんなところ?
北軽井沢スウィートグラスは、1年を通して予約が取りにくい人気のキャンプ場。
コテージやキャビン、テントサイトなど宿泊タイプもいろいろあって、家族のスタイルに合わせて楽しめます。
今回わが家が訪れたのは、真冬の1月。
場内は一面まっ白な雪に覆われていて、空気はキリッと冷たく、景色はまるで絵本の世界。
雪遊びで思いきり体を動かしたあとは、あたたかいコテージでぬくぬく過ごす——そんな冬ならではの贅沢が味わえました。
北軽井沢スウィートグラスの場所と基本情報
北軽井沢スウィートグラスは、群馬県と長野県の県境に位置する標高約1,150mの高原キャンプ場です。
夏は避暑地として涼しく過ごせ、冬は一面の雪景色に包まれます。
今回わが家が訪れたのは、真冬の1月。昼間でも氷点下になることもありましたが、その分空気は澄み渡り、雪遊びや星空観察など、冬ならではの体験が楽しめました。
キャンプ場名 | 北軽井沢スウィートグラス |
住所/アクセス | 群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1990-579 上信越 碓氷軽井沢から約50分 佐久から約50分 上信越自動車道の「碓氷軽井沢IC」を下りて軽井沢町を抜けてくるルートが一般的 |
公式サイトリンク | https://sweetgrass.jp/ |
営業期間 | 通年営業 |
我が家の利用時期 | 2025年1月 |
予約方法 | 公式サイトからのオンライン予約 |
お支払方法 | オンライン決済/現地決済 現金/クレジットカード/電子マネー/コード決済 |
チェックイン | コテージ/キャビン 14:00~18:00 アーリーチェックイン: 10:00~ 2,200円(2日前からTELでの受付) テントサイト 13:00~18:00 アーリーチェックイン: 9:00~ 1,100円(5日前からWEB/TELでの受付) ソロサイトは550円 |
チェックアウト | コテージ/キャビン 8:00~10:30 レイトチェックアウト: 12:30まで 2,200円(チェックアウトの前日17:00~当日9:00までに、管理棟フロントへ) テントサイト 8:00~11:30 レイトチェックアウト: 15:00まで 1,100円(チェックアウトの前日17:00~当日9:00までに、管理棟フロントへ) ソロサイトは550円 |
キャンセル料 | 10~4日前:施設基本料の20% 3~1日前:施設基本料の50% 当日:施設基本料の100% |
おやすみタイム | 22:00-6:00 |
グループ利用 | 可 |
ペット | with ドッグ施設あり! 愛犬とノーリード・ノーケージで過ごすことができる施設があります。 ドッグランもあり |
レンタル | あり |
花火 | 禁止 |
標高 | 1150m |
2025年8月の情報です。詳しくは公式HPをご確認ください。 |
冬は銀世界に!北軽井沢スウィートグラスの気候
北軽井沢スウィートグラスは、通年を通して平地より気温が低い高原キャンプ場です。
公式HPによると、真夏の7〜8月でも平均最高気温は25〜28℃、平均最低気温は13〜16℃と涼しく、避暑地としても人気。
一方、真冬の1〜2月は平均最高気温が2〜5℃、平均最低気温は−7〜−16℃としっかり冷え込みます。
冬はタイミングによっては場内が一面の銀世界になることもしばしば。
わが家が訪れたときは積雪は少なめでしたが、路肩には雪が残っていて、冬らしい景色を楽しめました。
公式HPに季節ごとの平均気温が見れるので参考にしてください◎
ファミリーに人気の理由
北軽井沢スウィートグラスがファミリーに人気な理由のひとつは、宿泊タイプの豊富さ。
コテージやキャビン、テントサイトなどから選べるだけでなく、それぞれに個性があります。
可愛らしいツリーハウスや、コテージやキャビンでも焚火ができるタイプもあり、どれに泊まろうか選ぶ時間もワクワク。
中には10人まで泊まれる広いコテージもあるので、お友達家族やおじいちゃん・おばあちゃんとの3世代旅行にもぴったりです。
場内には、子どもが夢中になるツリーハウスや小川など、探検したくなるスポットもたくさん。
自然の中を歩き回って、季節ごとの遊びを満喫できます。
今回泊まったのは「コテージ トントゥの庭」

今回わが家が冬の北軽井沢スウィートグラスで選んだのは、「コテージ トントゥの庭」。
木のぬくもりたっぷりの室内に加えて、屋根裏には吊り橋風のデッキやハンモック、ネット遊びスペースなど、遊び心あふれる仕掛けがいっぱいです。
子どもたちも「探検みたい!」と目を輝かせていました。
さらに、お風呂・トイレ・キッチンがすべて室内にそろっているので、寒い冬でも外に出ずに快適に過ごせます。
雪景色を眺めながら、ぬくぬくと過ごせるのがこのコテージの魅力です。
わが家が「コテージ トントゥの庭」に決めた3つのポイント

今回の旅行は真冬の1月。
しかもスキー場で遊んだあとに宿泊する予定だったので、迷わずコテージ泊一択だったわが家。
その中でも「コテージ トントゥの庭」に惹かれた理由は、次の3つです。
- 家族4人にちょうどいいサイズ感
定員6人の広さで、広すぎず狭すぎず、家族4人が快適に過ごせました。荷物の置き場にも困らず、動線もスムーズ。 - お風呂・トイレ・キッチン完備で冬でも安心
キャンプ場にいながら、家のように過ごせる設備がそろっています。寒い時期でも外に出ずに用事が済むのは大きなポイント。 - 遊び心あふれる屋根裏部屋
一番の決め手は、吊り橋風デッキやハンモック、下がのぞけるネットがある屋根裏!まるで小さなアスレチックのようで、子どもたちは大はしゃぎでした。
冬泊目線でチェック!「トントゥの庭」の室内設備

室内に入ってまず印象的だったのは、大きな窓から差し込むやわらかな光と、木のぬくもりが広がる空間。
外は雪景色でも、中はあたたかな空気に包まれていて、まるで別世界のようでした。
キッチン
2口ガスコンロに温水が出るシンク、冷蔵庫が完備。
さらに調理器具や食器セットもひと通りそろっているので、食材さえ持ち込めばすぐに調理できます。
暖房
暖房は薪ストーブ。初めてでも安心なように、使い方の説明書きが丁寧に置かれています。
ガラス扉越しに見えるゆらゆら揺れる炎は、ずっと眺めていたくなる心地よさ。
部屋全体が温まるまで少し時間がかかるので、早めに火を入れるのがおすすめです。
夜中は火が消えると冷え込むため、防寒対策は必須。
また、薪ストーブでお料理ができるのも魅力◎
わが家はピザを焼きましたが、他にもお鍋を暖めたりもできます。
寝室
1階の寝室とロフトに、それぞれマットレス3枚分、枕、毛布(こちらは受付の時に人数分借りられます)、シーツが用意されています。
ただし毛布は薄めなので、真冬はこれだけでは寒く感じました。
わが家は寝袋・追加毛布・電気毛布を持参。
それでも夜中は少し肌寒いほどでした。(不思議と子どもたちは平気そうでしたが…)
お風呂
ユニットバス付きで、湯船にしっかり浸かれるのは冬キャンプではかなり貴重。
お湯の温度も安定していて、雪遊びのあとに体をぽかぽかに温められました。
ボディーソープやタオル、ドライヤーは備え付けがないので持参しましょう!
トイレ
清潔な水洗トイレ完備。寒い季節でも快適に使えるのは大きな安心ポイントです。
実際の使い心地と感想

薪ストーブの暖かさと癒し
薪ストーブは火が安定してくると、驚くほど部屋全体が暖まります。
ただし暖かい空気は上に上がるので、リビングに比べて屋根裏はぽっかぽか、足元はやや冷えを感じました。
冬泊のときは、足元を温める工夫があると快適です。
そして、薪ストーブのゆらゆら揺れる火はまるで焚火のよう。
夜、子どもたちが寝静まったあとにお酒を片手に眺めていると、暖かさと炎の揺らぎにすっかり癒され、時間を忘れてしまうほどでした。ご褒美タイムです◎
土足エリアと靴の使い分け
室内は、キッチンとダイニング部分は土足、寝室・トイレ・お風呂は靴を脱いで上がる仕様。
スリッパやサンダルなど、簡単に脱ぎ履きできる靴があると動きやすいです。
快適さは“ほぼお家”レベル
普段からキャンプをするわが家でも、「何ひとつ不便がない!」と感じるほど快適でした。
お風呂やキッチンがそろっているので、寒い冬でも室内で全てが完結します。
薪ストーブの夜間運用
夜通し暖かさを保つには、途中で薪をくべる必要があります。
そうしないと朝には火が消え、室内もかなり冷え込みます。
真冬に泊まる場合は、追加の防寒グッズを忘れずに。
我が家は私が早起きして、家族が起きる前に部屋を暖めておきました(笑)
全体的に、雰囲気も設備も大満足で、正直「もう1泊したい…」と思うほど。
雪景色とあたたかな室内のギャップを楽しめる、冬ならではの贅沢なコテージ泊でした。
暖かい時期には外でBBQ&焚火も!
外のデッキにはグリーンシーズンにはBBQグリルも設置されるため、
お外でBBQもできちゃいます!(最高です)
ファイヤーピットもあるので、コテージに泊まりながら焚火も◎
雪景色をすぐそばに感じられる、子連れ冬泊の魅力
わが家は、子どもたちに季節をたっぷり感じてほしくて、夏は川で水遊び、冬は雪山で雪遊びと、
季節ごとに行き先を変えています。
首都圏に住んでいると、雪遊びをしようと思えばどうしても遠出が必要。毎回ホテルや旅館に泊まるのもいいけれど、今回はずっと気になっていた北軽井沢スウィートグラスのコテージに泊まってみることにしました。
真冬の極寒でテント泊するほどの装備はわが家にはないので、コテージ泊はまさにベストな選択。
扉を開ければ目の前に広がる雪景色、室内では家のような快適さとぬくもり——ホテルや旅館にはない距離感で、自然とふれあえるのが冬のコテージ泊の魅力です。
外では雪遊び、室内ではぬくぬく
北軽井沢スウィートグラスの近くにはスキー場もあって、滞在前後にそり遊びやスキーを楽しむのもおすすめです。
首都圏に住んでいると、雪を見る機会ってなかなかないですよね。
実際に雪に触れてみたり、冷たさや澄んだ空気を感じたり…それだけでも子どもたちにとってはいい経験になります。
そして、お外でたっぷり遊んで冷えた体は、コテージの薪ストーブでぽかぽかに。
火が安定してくると、本当に部屋全体がやさしい暖かさで包まれます。
ホテルや旅館みたいな完璧な設備じゃないけれど、必要なものはちゃんとそろっていて、自然とぬくぬく室内、どちらも満喫できるのはコテージ泊ならではの贅沢だなと思いました。

天候や気温に左右されにくい安心感
寒い冬に、トイレやお風呂、キッチンがすべて室内にそろっているのは本当に助かります。
寝室からトイレやお風呂まで、靴を脱いだまま行けるので、夜中や朝の冷え込みの中でもストレスフリー。小さな子どもがいると、この「外に出なくていい」というのは大きなメリットです。
そして、テント泊との一番の違いは、天候の急変にも強いこと。
雨や雪が降ってきても、暖かい室内でお料理をしたり、ごはんを食べたりと、予定を変えずに過ごせます。
わが家の2日間の過ごし方
今回の冬旅は、とにかくアクティブに!
早朝に家を出発して軽井沢方面へ向かい、まずは地元スーパーの「TSURUYA(軽井沢店)」で食材やおやつを買い込み。
そのまま軽井沢スノーパークへ直行して、そり遊びでひと汗かいたあと、北軽井沢スウィートグラスのコテージにチェックインしました。
翌日も朝から再び軽井沢スノーパークへ。
雪遊びをたっぷり満喫してから帰路につく、元気いっぱいの2日間でした◎
1日目:到着〜チェックイン、雪遊び&夕食


スキー場で思いきり遊んだあと、北軽井沢スウィートグラスに着いたのは16時ごろ。
テント泊だと考えられない時間ですが、コテージ泊ならこの時間でも余裕があります◎
チェックイン後は、散策がてらコテージ周辺をお散歩。
近くの広場にあったツリーハウスに入ったり、木の上に設置された通路を歩いたりして遊びました。
場内マップを見ると、ほかにもアスレチックや遊べる場所がたくさん!この日は寒すぎて早めにコテージへ戻りましたが、「何度でも来たい!」と思えるワクワク感たっぷりのキャンプ場です。
夕食は、シチューとアヒージョ、そして薪ストーブで焼くピザ。
食材は朝スーパーで買い込んだものと、ピザ生地は家でこねて冷凍したものを持参しました。
焼く直前に子どもたちに具材とチーズをのせてもらい、キャンプ場でレンタルできる「ピザグリルパン」(ピザはもちろん、ホットケーキやクレープ、グリル料理にも使える浅型スキレット)で初挑戦!

ちなみにスウィートグラスでは、事前予約をしておけば食材セットをお願いできるので、食材手ぶらでもお泊まり可能。
メニューも魅力的なものばかりで、ピザ生地セットもあるのでお手軽にピザ作りが楽しめます。

ここでは薪ストーブに使う薪が、必要な分だけ自由に使えます。
焚き付け用に細く割ることもできるので便利!
この薪はテント泊のときには焚火にも使えるそうで、まさに素晴らしすぎるサービスです。
(もちろん、使う分だけ持ち出し、余った薪は戻します◎)
2日目:朝食、チェックアウト
朝食は、前日の夕食で残ったシチューとパン。
キッチンがあるおかげで、温め直しも簡単で、寒い朝にぴったりのあったかごはんになりました。
出発前には、薪ストーブの火を完全に消すため、チェックアウト数時間前は新しい薪を入れないようにします。
灰の処理はスタッフさんがしてくれるので助かりますが、残った薪はコロ薪ステーションに戻してからチェックアウトしましょう!
コテージのチェックアウトは10:30と少し早めなので、のんびりしすぎには注意です。
わが家はこの日もスキー場で遊ぶ予定だったので、少し早めにコテージをあとにしました。
冬泊ならではの注意点
北軽井沢の冬は、昼間でも氷点下になる日が多く、天気や気温の変化も大きい季節です。
真冬にコテージ泊をする場合でも、しっかりとした寒さ対策や車の装備が必須。
さらに、雪や風など天候が急に変わることもあるので、事前の準備と心構えがあると安心です。
ここでは、わが家の体験をもとに「これだけは気をつけたい!」という冬泊ならではの注意点をまとめます。
防寒着・スノーブーツ・手袋は必須
真冬の北軽井沢は氷点下の日が多く、雪遊びや外遊びを楽しむにはしっかりした防寒対策が欠かせません。
特に子どもは寒さや濡れに弱いので、事前の準備をしっかりしておきましょう。
冬泊に必須の防寒アイテム
雪遊びを思いきり楽しむには、しっかり防寒できる上着やスノーウェアが安心。子ども用はネットや店舗で手軽に購入できます。
雪の上は滑りやすく、長靴では冷えやすいのでスノーブーツがおすすめ。中がふわふわのタイプなら保温性も抜群です。
雪遊び中に手が濡れると一気に冷えてしまいます。耐水性のあるスノーグローブを用意しましょう。
雪道運転はスタッドレスorチェーンで
冬の北軽井沢へ車で行くなら、スタッドレスタイヤまたはタイヤチェーンの装備は必須です。
標高が高く気温が低いため、晴れていても道路が凍結していることがあります。
わが家が訪れたときも、主要道路は除雪されていましたが、日陰や路肩には雪や氷が残っていました。
特にキャンプ場の周辺や駐車場内は、積雪や凍結があることが多いので注意が必要です。
安全にたどり着くためにも、出発前にタイヤの状態やチェーンの使い方をチェックしておくと安心。
初めて雪道を運転する場合は、できれば雪道運転に慣れている人と一緒に行くのがおすすめです。
天候の急変に備える
冬の北軽井沢は、朝は晴れていても午後から雪が降り出したり、風が強まったりと、天候が急に変わることがあります。
特に標高が高い場所では、天気予報以上に寒さが厳しく感じられることも。
外遊び中に雪や風が強くなっても、すぐに室内へ戻れるよう、防寒着やスノーブーツは常に手元に置いておくと安心です。
また、子ども用の帽子やネックウォーマーなども持っていくと、首元や耳をしっかり守れます。
天候の変化に合わせて行動を切り替えられるよう、余裕を持ったスケジュールがおすすめです。
まとめ|冬の北軽井沢スウィートグラスは子連れコテージ泊が快適&贅沢

真冬の北軽井沢スウィートグラスは、一面の雪景色と澄んだ空気の中で、非日常の時間を楽しめる場所。
コテージ泊なら暖房・お風呂・キッチン完備で、小さな子連れでも安心して過ごせます。
外では雪遊びやスキー、室内では薪ストーブのぬくもりに包まれながらぬくぬく——冬ならではの贅沢を味わえます。
今回泊まった「トントゥの庭」は、遊び心あふれる屋根裏部屋や大きな窓の開放感が魅力で、子どもも大人も大満足でした。
他にもさまざまなタイプのコテージがあるので、家族のスタイルに合わせて選ぶ楽しみもあります。
冬泊は寒さ対策や雪道運転などの準備は必要ですが、それ以上に得られる体験や思い出がたくさんあります。
グリーンシーズンに訪れても絶対楽しいキャンプ場なので、次はテント泊にも挑戦してみたい場所です。
「冬のコテージ泊に挑戦してみたい」「子どもに雪遊びをさせてあげたい」というご家族には、
北軽井沢スウィートグラスは本当におすすめ。
自然と快適さのいいとこ取りをしながら、忘れられない家族の思い出を作ってみてください。
コメント